ウクレレ・ピックアップについて
随分と色々なピックアップを試してみました。それぞれについて私なりのコメントを書かせ
て頂きますのでウクレレにピックアップを検討されている方の参考になれば幸いと思います。
Shadow Small Spot-Transducer SH 710

非常に小さなピックアップでウクレレなどに取り付けた場合、貼付面積が小さく、ボディー
の共鳴を妨げることが少ないです。音は非常にナチュラルで余分な低音、高音を拾うことは
ありません。ピックアップ自体が小さいため出力はあまりありませんが”自分の音づくり”
をするには良いピックアップです。あと、ジャックがベルクロを使ってボディーに貼り付け
るようになっており少し扱いにくいです。出来ればエンドピン・ジャック(Switch Craft社
製など)に変更して完全に内蔵すればスマートになります。
L.R.Baggs Ribbon Transducer

サドルの下に埋め込むタイプ。ゴムのような柔らかな素材でサドルの長さに合わせて取り付
けることが出来るためブリッジの幅を気にする必要は有りません。音はややマイルドで少し
こもったような音がします。また、弦に指が当たる音を拾いますのでフィンガーピッキング
をする人は注意が必要です。
L.R.Baggs i-Beam

ブリッジの裏側に貼り付けるピエゾタイプのピックアップです。元々はX-ブレーシングを採
用しているスチールギター向けに開発されています。貼り付け面積、重量があるためウクレ
レに取り付けた場合、生音は確実に無くなります。これもややマイルドな音で生音が無くなっ
たために高音域のヌケが悪くなります。
後日、友人のMartin D-28に取り付けましたら本来の機能を発揮!
アンプから出る音が全く生音そのもので2本のギターが弾いているような錯覚さえ覚える音を
拾ってくれました。ここまで原音を忠実に拾うピックアップは初めてです。
Fishman SBT-E

ボディーの裏側に貼り付けるピエゾタイプのピックアップです。一番ナチュラルなピックアッ
プと思います。出力も十分あり、プリアンプ無しで直接アンプに接続して使うことも出来ま
す。また、サドルの加工をする必要が無いため取付は楽です。現在、私のウクレレのメイン
となるピックアップです。これにボリュームコントロールを取付て直接アンプに接続してい
ます。Vol.7〜8辺りで使うと最もナチュラルな音を拾ってくれます。
Fishman ACOUSTIC MATRIX NATURAL I

サドル下に埋め込むピックアップとプリアンプがセットになった商品です。 NATURAL-Iと
NATURAL-IIがありNATURAL-Iはフィンガーピッカー向きとなっています。高音域〜低音域まで
パワフルに拾ってくれますが少し硬めの音になります。また、バランスの調整も難しいです。
Fishman AG-094

サドル下に埋め込むタイプで金属のバーに配線が付いてるようなスタイルです。幅が固定の
ためどのウクレレにも取り付けられるといった物ではありませんが、ハワイのクラフトマン
やショップでピックアップを取り付けたいと言うと一番にこのFishmanを薦めます。ショップ
にお願いするとどの様な幅のブリッジにでも取り付けてくれます。色々な幅の物が存在する
でしょうか?
B-BAND
非常に薄いフィルム状の素子をサドルの下に埋め込みます。専用のプリアンプがあり、通常
セットで販売されています。Ko'olau社に相談したらこれを薦められ Ko'olau社にて取付をし
ていただきました。高音域〜低音域までバランス良く拾いますが、やや金属的な音です。
Fishman SBT-Eを使ったピックアップの配線図を下記に掲載いたします。